マスクをするようになってから、自分の口臭が気になりませんか?
今回は自宅でできる口臭ケアと、歯医者さんで行う口臭ケアについて解説していきます。
ますはお家でできるセルフケアの方法です。
【1】 舌を磨く
舌の表面には汚れが溜まりやすく、放っておくとプラークや粘膜のカスが表面に溜まっていきます。
これを“舌苔”といいます。
舌苔の中に含まれる歯周病菌などの嫌気性菌が、「揮発性硫黄化合物」というニオイの原因物質を出します。揮発性硫黄化合物は、腐った卵、生ゴミのようなニオイです。
これらの嫌な臭いを防ぐためには舌磨きが欠かせません。
舌磨きには舌クリーナーなどの専用ブラシか、やわらかい歯ブラシを使用して舌の奥から手前に向けて優しく撫でるように汚れを取りましょう。
1日1回、朝行うのがおすすめです。
力を入れ過ぎたり、やりすぎると舌を傷つけたり、かえって汚れがつきやすくなるので注意しましょう。
【2】歯間ブラシやデンタルフロスを使用する
歯磨きは毎日すると思いますが、歯と歯の間のケアをしているでしょうか?
歯ブラシだけでは歯間部は磨けません。
歯間部に汚れがたまると歯周病の原因になり、結果口臭が発生します。
毎晩歯間ブラシかデンタルフロスを使用して、歯間部もケアしましょう。
【3】 唾液腺マッサージ
お口の中が乾くと、口臭は強くなります。
唾液腺を刺激して唾液の分泌を促しましょう。
またこまめに水を飲んだり、うがいするのも効果的です。
歯医者さんで専門家によるケアを受ける必要がある場合もあります。
【1】歯周病の治療
口臭の原因が歯周病にある場合は、歯周治療を受ける必要があります。
歯ぐきの状態を検査した後、必要に応じて麻酔をして歯ぐきの中に潜んでいる歯石を落としてもらう必要があります。
それでも歯周病が改善されない場合は、歯ぐきを切開して歯石を除去してもらう手術を行うこともあります。
【2】定期的なクリーニング
磨き残しは誰にでもあります。
また歯ぐきの中に歯石がついてしまうこともあるでしょう。
できれば3ヶ月に一度、少なくとも6ヶ月に一度は歯医者さんでクリーニングしてもらいましょう。
口臭ケアは舌磨きをしたり、また歯医者さんでの専門的なケアを受けることによって、大抵の場合は改善されます。
口臭によって他の人に不快な思いをさせないためにも、しっかりとケアしていきましょう。