摂津市・井高野で土曜・日曜も診療の歯医者

皆さん寝る前に入れ歯を外していますか？

今回は入れ歯のケアと、入れ歯を外すタイミングについて解説していきます。

結論から言うと、基本的には寝る前に入れ歯を外すことをおすすめしています。

おもな理由は2つあります。

【理由 1】お口の清潔さをを保つため

入れ歯を装着していると、お口の中が不潔になりやすいです。

部分入れ歯を使用している方は、バネの部分にどうしても汚れが残りすくなります。

寝ている間は唾液の分泌が減少するため、雑菌が増殖しやすくなります。

お口の中をできるだけ清潔に保つためにも就寝前には入れ歯を外しましょう。

【理由 2】歯ぐきを休ませる

24時間入れ歯をつけていると、歯ぐきや顎への負担は大きくなります。

就寝中は入れ歯を外して、歯ぐきを休めてあげましょう。

しかし噛み合わせが不安定な場合、歯科医師から就寝時も入れ歯をつけるように指示されることもあります。

その場合は歯科医師の指示に従ってください。

寝る前に入れ歯をお手入れすることは長期間キレイに使う上で大切です。

【義歯ブラシで洗う】

入れ歯を外したらすぐに洗浄剤につける方がおられますが、それは間違ったお手入れ方法です。

義歯ブラシを使用して、入れ歯をきれいに洗いましょう。

バネの部分や、粘膜に接するピンクの部分もヌメリがなくなるまで、洗ってください。

その際は歯磨き粉は使用しないでください。

歯磨き粉を使うと、中に含まれている研磨剤が入れ歯の表面に傷をつけてしまいます。

そこから菌が繁殖する可能性があるため、歯磨き粉は使用しないでください。

【入れ歯洗浄剤につける】

しっかり洗って汚れを落としたあとに、入れ歯洗浄剤に入れましょう。

説明書の指示通りに、洗浄液を作りましょう。そこに入れ歯を入れてください。

朝起きたら液から入れ歯を取り出し、水でしっかりとゆすいでから、はめるようにしてください。

【熱湯は使わない】

変形の原因になるため、熱湯で入れ歯を消毒しないでください。

寝ている間は歯科医師の指示がない限り、入れ歯は外しましょう。

入れ歯は毎日使うもののため、正しいお手入れをしなければ不潔になりやすいです。

毎日ていねいに磨いて清潔さを保ちましょう。

ひかり歯科クリニック摂津院院長　宮地 久崇